青森市議会 2006-09-20
平成18年第3回定例会(第7号) 本文 2006-09-20
33
◯議長(
間山勲君)
ただいまの
委員長報告に対する
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
34
◯議長(
間山勲君)
質疑ないものと認めます。
討論については
通告がありませんでした。
これより
採決をいたします。
ただいまの各
案件については、
委員長報告のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
35
◯議長(
間山勲君) 2番
布施一夫議員、何号に御
異議ありますか。
36 ◯2番(
布施一夫君)
議案第252号及び
議案第267号に
異議があります。
37
◯議長(
間山勲君) まず、
ただいまの
委員長報告中、
議案第252号について御
異議がありますので、
起立により
採決をいたします。
議案第252号については、
委員長報告のとおり決することに
賛成の
諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
38
◯議長(
間山勲君)
起立多数であります。よって、
議案第252号については
委員長報告のとおり決しました。
次に、
議案第267号についても御
異議がありますので、
起立により
採決をいたします。
議案第267号については、
委員長報告のとおり決することに
賛成の
諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
39
◯議長(
間山勲君)
起立多数であります。よって、
議案第267号については
委員長報告のとおり決しました。
次に、
ただいま決定されました
案件を除く各
案件については、
委員長報告のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
40
◯議長(
間山勲君) 御
異議なしと認めます。よって、各
案件については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程第21
議案第235号
専決処分の承認について(平成18年度
青森市
下水道事業特別会計補正予算
(第1号))
~
日程第39
議案第266号
決算の認定について(平成17年度
青森市
自動車運送事業会計決算)
41
◯議長(
間山勲君)
日程第21
議案第235号「
専決処分の承認について」から
日程第39
議案第266号「
決算の認定について」まで、計19件を
一括議題といたします。
予算決算特別委員長の
報告を求めます。40番
坪清美議員。
〔
議員坪清美君
登壇〕
42 ◯40番(
坪清美君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
ただいまから、
予算決算特別委員会の
審査の
経過と結果について
報告いたします。
まず、9月7日、本
会議終了後に開催された
予算決算特別委員会の組織会において委員長及び副委員長の互選が行われましたところ、私が委員長に、副委員長に柴田久子委員が選ばれましたので、
報告いたします。
次に、本
委員会は9月11日から9月13日までの3日間開催し、本
会議より付託されました
議案19件について
一括議題とし、
議案第263号から
議案第266号まで、計4件の平成17年度特別会計歳入歳出
決算、各公営企業会計
決算並びに
議案第235号から
議案第249号まで、計15件の平成18年度一般会計、各特別会計、企業会計補正予算及び平成18年度特別会計予算の2つに分けてそれぞれ一括
審査いたしました。
また、
採決の方法については、平成17年度特別会計歳入歳出
決算、各公営企業会計
決算及び平成18年度
専決処分並びに平成18年度一般会計、各特別会計補正予算、平成18年度特別会計予算の3つに分けてそれぞれ一括して諮ったところ、まず、
議案第263号「
決算の認定について」から
議案第266号「
決算の認定について」までの計4件についてでありますが、
議案第264号から
議案第266号までの計3件については、一括による
起立採決の結果、
賛成多数をもって認定すべきものと決し、
議案第264号から
議案第266号を除く
議案1件については、
全員異議なく認定すべきものと決しました。
次に、
議案第235号「
専決処分の承認について」及び
議案第236号「
専決処分の承認について」の計2件についてでありますが、
全員異議なく承認すべきものと決しました。
最後に、
議案第237号「平成18年度
青森市一般会計補正予算」から
議案第249号「平成18年度
青森市母子寡婦福祉資金貸付金特別会計予算」までの計13件についてでありますが、
議案第237号から
議案第239号まで、
議案第241号及び
議案第246号の計5件については、一括による
起立採決の結果、
賛成多数をもって
原案のとおり可決すべきものと決し、
議案第237号から
議案第239号まで、
議案第241号及び
議案第246号を除く
議案8件については、
全員異議なく
原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上が
審査の
経過と結果でありますが、
審査の
過程における主なる
質疑応答は、お
手元に配付いたしております
委員長報告書のとおりであります。
以上をもって本
委員会の
報告を終わります。
43
◯議長(
間山勲君)
ただいまの
委員長報告に対する
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
44
◯議長(
間山勲君)
質疑ないものと認めます。
これより
討論に入ります。
討論の
通告がありますので、順次発言を許します。
36番大沢研議員。
〔議員大沢研君
登壇〕(拍手)
45 ◯36番(大沢研君) 日本共産党の大沢研です。
ただいまの
予算決算特別委員長の
報告中、
議案第237号から
議案第239号まで、
議案第241号、
議案第246号及び
議案第264号から
議案第266号までの計8件に反対
討論をいたします。
今議会で高齢者いじめの実態が明らかになりました。
1つは、住民税の大増税と国保税、介護保険料の負担増が年金生活者に重くのしかかっている実態です。私の知っている方は、昨年5000円だった市県民税がことしは4万5000円になりました。市民税課の話では、10倍以上になった市民はざらにいるということです。連動して国保税も介護保険料も引き上げになり、二重、三重の負担増です。しかも、ことしばかりでなく、来年も再来年も負担増になるのですから、年金生活者にとってはたまったものではありません。再来年の負担は、年金額の1カ月分から、多い人で2カ月分を税金と保険料に取られてしまうのですから、大変です。
私は、こうした急激な負担増に対し軽減措置をとるように求めましたが、企画財政部長はできないという答弁を繰り返すばかりです。年金生活者の気持ちになって考えたことがあるのでしょうか。
いま1つは、介護用ベッドや車いすの貸しはがしであります。介護保険法の改悪で介護度1以下の高齢者にベッドや車いすを貸さないことになりました。これまで介護用ベッドを借りていた306人のうち、継続して借りられるのはわずか11人であります。295人は毎日使っていたベッドを引き上げられてしまいます。まさに貸しはがしであります。
市独自で助成して、引き続き借りられるようにすべきという質問に、健康福祉部理事はできませんという答弁を繰り返すばかりです。
この2つはいずれも小泉改革による高齢者いじめであります。佐々木市長は、共同通信社のアンケートに小泉改革が「どちらかといえばよい方向に向かっている」と答えています。今自治体がこうした小泉改革の高齢者いじめの防波堤にならなければならないのに、みずから小泉改革の推進者になっているのは許されません。
障害者や生活保護受給者など、弱い者いじめも目に余るものがあります。障害者自立支援法によって、原則1割負担が導入されて通所施設の利用を断念する障害者が相次いでいます。施設で働いて得る収入よりも利用料の方が上回るからです。軽減措置をとるべきという質問に、健康福祉部長はきめ細かな軽減措置を講じているという答弁の繰り返しです。それならば、なぜ施設の利用を断念する障害者が相次いでいるのでしょうか。なぜ全国各地の自治体で独自の軽減措置をとっているのでしょうか。
生活保護受給者に支給していたわずか3000円の夏季と冬季の給付金を廃止してしまいました。お盆の線香代、正月のもち代として支給していたものです。復活すべきとの質問に、健康福祉部理事は生活保護が改善されてきているからと答弁しました。何が改善されてきているでしょうか。むしろ老齢者加算、母子加算などが廃止されるなど、給付が減らされているではありませんか。しかも、受給者に事前に知らせることもなく、いきなり廃止したことに対する反省もありません。
間もなく駆け足で厳しい冬がやってきますが、今議会に除排雪の補正予算が提案されました。昨年度に比べわずか0.9%の増額にすぎません。燃料代の高騰や道路延長の延びなどを考えると、実質マイナスの予算と言わなければなりません。予算から見ても市民の要望にこたえる除排雪計画とはなっていません。議会前に雪処理基本計画も発表されましたが、市民雪寄せ場の排雪に住民負担を持ち込んだり、流・融雪溝の計画を事実上棚上げにするなど、従来の計画よりも後退した計画となっているのはなぜでしょうか。市民が一番望んでいる生活道路の排雪はやらず、従来どおりの中抜き方式では市民は納得できません。さすがに与党の議員からも、市民雪寄せ場の住民負担はやめろという質問が飛び出す始末です。除排雪計画を市民が望む方向に抜本的に見直すよう強く求めるものであります。
佐々木市長は、共同通信社のアンケートに合併のデメリットはないと答えています。しかし、今議会でも浪岡地区の住民にとって多くのデメリットが出されました。ごみ収集車や救急車が通れないほど除排雪が悪くなった。保健福祉センターで年間わずか1万数千円のお茶が廃止され、保健師が血圧測定をしてくれなくなった。市営バスの福祉乗車証を使うために往復数千円のタクシー代がかかるなど挙げれば切りがありません。福祉乗車証を公平に使えるようにするため、循環バスを走らせるべきという住民の要求は当然ではないでしょうか。一体だれにとってデメリットがなかったのでしょうか。主人公は住民ではないのでしょうか。
佐々木市長は、少子・高齢化をまくら言葉のように子育て支援と言うけれども、市民が望んでいる子育て支援は何もやっていないではありませんか。公立保育所は民間委託し、公的責任は放棄してしまう。保育料が県内旧8市で一番高いと言えば、東北の県庁所在地と比較し安い方だと言う。どこか歯車が狂っているのではないかとしか思いようがありません。さらに、乳幼児医療費助成制度に新たな負担を持ち込み、これが子育て支援と言えるでしょうか。保育料の引き下げと弘前、八戸、十和田市などで実施しているように、6歳まで窓口無料の乳幼児医療費無料制度を実施するよう強く求めるものであります。
今市民は、税金の使い方がおかしいと怒っています。公立大学の不祥事に続いて発覚した文化スポーツ振興公社の1億4000万円もの使途不明金事件は、まさに市民の税金が不正に使われたもの、理事長の責任をあいまいにしたまま、幕を引こうとしていることは許されません。この使途不明金のほかに広告料や消耗品代の名目で購入し、資産台帳に記載されていなかったパソコン問題も重大です。私物化していた疑いは免れることはできません。公社の体質的なもっと重大な問題が内在しているのではないでしょうか。
新情報システム開発の失敗で事業費が当初の2.7倍、57億円に膨れ上がったことにも市民の怒りが向けられています。しかも、失敗したソフトアカデミーに引き続き業務を委託するというのは、一般常識では考えられないことではないでしょうか。市長が独断で貸した3億7000万円はくれてやったも同じこと、こんな税金のむだ遣いは許せません。
最後に、国民保護計画は、有事を想定して保育園や幼稚園の幼い子どもたちまで訓練に動員するものであり、憲法9条と相入れないものであります。直ちにこの計画の策定を中止すべきであります。
以上申し上げて、
予算決算特別委員長報告に対する反対
討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
46
◯議長(
間山勲君) 次に、32番奥谷進議員。
〔議員奥谷進君
登壇〕
47 ◯32番(奥谷進君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)自由民主党、奥谷進でございます。
今議会に提案されました
議案第235号から
議案第248号までの平成18年度
青森市一般会計補正予算及び特別会計補正予算及び
議案第249号の平成18年度
青森市母子寡婦福祉資金貸付金特別会計予算並びに
議案第263号から
議案第266号までの
青森市簡易水道特別会計及び各企業会計
決算について、
賛成の立場からその所見を述べさせてい
ただきたいと思います。
今回提案されておりますそれぞれの補正予算の概要につきましては、本定例会冒頭において市長から提案理由説明、本
会議、さらには
予算決算特別委員会などの場を通じ、市長並びに
理事者の方から詳細な説明をい
ただいたところでございますが、その
内容は、市民の生活環境整備に要するものや状況の変化等により、早急に対応を要するものが主なものとなっております。
初めに、平成18年7月12日
専決処分として
報告された2件の補正予算についてでありますが、昨年度に引き続き、国の臨時特例措置により、下水道事業及び上水道事業における公営企業金融公庫資金に係る公営企業債の一部について、高金利対策のための借りかえが可能とされたことに伴い低金利の公営企業借換債への借りかえを行い、後年度における公債費負担の軽減を図ったものであり、その適切な対応を評価するものであります。
次に、今回の補正予算の主な事業について申し上げたいと思います。
まずは、除排雪対策事業を初めとする雪対策
関連経費についてであります。全国の県庁所在地の中で唯一、特別豪雪地帯に指定されている本市においては、利雪、親雪を含めた総合的な雪対策が重要な課題であり、特に除排雪対策については、その効率的、効果的な推進を図るため、随時見直しを行いながら、冬期における安全で快適な都市空間の確保に市民と行政が一丸となって取り組んできたところですが、除排雪作業の迅速性や的確性、均一性の向上に対する市民要望は依然として強く残っているものと認識しております。
今般、本市の雪対策の基本的方向を示す(仮称)
青森市雪対策基本計画の素案がまとまったことを受け、除排雪
関連事業の新たな取り組みとして、町会、市、委託業者の3者が除雪の実施タイミングや作業時間、雪寄せ場の選定等に関する事前協定を結び、より地域の実情に応じた除排雪作業を目指す(仮称)地域コミュニティ除排雪制度の試行、除排雪業務評価制度に基づく工区、路線の見直しや優良業者への報奨制度の創設、スクラム排雪助成制度の豪雪時における優遇措置などが予定されておりますが、これらの取り組みを通じ、市民と行政のパートナーシップにより、地域の実情に応じたきめ細かな除排雪作業の実施や作業効率の向上が図られ、これまで以上に効率的で効果的かつ持続可能な除排雪体制が確立されるものと期待しております。
固定資産税賦課事務費及び徴収管理費につきましては、非木造冷凍倉庫等に係る固定資産税について判明した、経年減点補正の誤りによる過大徴収分の還付を行うため、償還金や還付加算金等、所要の経費を措置したものであり、事実判明後の速やかな対応は一定の評価ができるものですが、今回の教訓を生かし、このような事態を再び招くことのないよう、適正課税に努めてい
ただきたいと思います。
体育団体助成費につきましては、2006世界アウトドア綱引き選手権大会及び第88回全国高等学校野球選手権大会への選手派遣費等の一部を支援するものでありますが、ことしの夏の高等学校野球選手権大会での
青森山田高校の活躍ぶりは記憶に新しいところであり、特に今大会準優勝の強豪校、駒大苫小牧高校に対し一歩も譲らぬ試合を展開したその戦いぶりは、惜しくも敗れはしたものの、
青森市民のみならず、数多くの人々の胸を打ったことと思います。これも各種スポーツ振興施策の推進を通じ、生涯にわたる豊かなスポーツライフの実現と競技力の向上が着実に図られてきているものと私は考えるものであります。
次に、障害者にかかわる各種福祉事業費についてでありますが、障害者自立支援法の
施行により、これまでの障害の種別ごとに区分されていたサービスについて、市町村が一元的にサービス提供することとなりますことから、より身近で柔軟なサービスの提供がなされ、障害者及び障害児が地域で安心して暮らせる地域社会が形成されるものと期待しております。
また、東北新幹線新
青森駅開業を4年後に控え、その対応が急がれる中、その効果を最大限に生かすために重要である中心市街地の再活性化対策として、本年度創設された事業であります中心市街地にぎわいプラス資金保証融資事業につきましては、当初見込んだ融資枠を超える申し込みが見込まれることから、融資枠を拡大するための所要の経費を増額補正するものでありますが、現
青森駅及び浪岡駅を中心とする中心商店街区への市内外からの誘客効果を高めるための店舗の新築や増改築など、中小企業者の経営基盤強化に対する事業活動が着実に推進されているということは、地方都市における景気の回復傾向をかいま見ることができる非常に喜ばしい状況であり、そういった取り組みに対する継続的な支援により、中心市街地の活性化はもとより、地域産業の振興が図られるものと期待しております。
国土施策創発調査事業費につきましては、国から受託事業として陸奥湾海域の特性に基づいた地域の総合マネジメントやナマコの利活用に関する調査を行うための経費を措置したものでありますが、それにより、陸奥湾の環境保全が図られ、また産業振興を含めたまちづくりに欠くことのできない貴重な地域資源として持続的活用が図られ、ひいては雇用機会の創出につながるものと期待をしております。
中核市移行
関連経費及び
議案第249号「平成18年度
青森市母子寡婦福祉資金貸付金特別会計予算」につきましては、県との協議を踏まえ、本市に移譲される事務事業に要する経費について追加補正するものであり、いよいよ10月1日から中核市としての新たな市政がスタートすることとなりますが、福祉や保健衛生、環境、都市計画などの広範多岐にわたる分野において市民生活に深くかかわる数多くの移譲事務の実施により、これまで分散されていた住民サービスが市民に最も身近な市の窓口に集約されるようになることから、市民の利便性の向上が図られ、本市の自主的、主体的な判断で地域の実情に応じた個性的で魅力あふれる新たなまちづくりが行われるものと期待しております。
続いて、平成17年度各企業会計
決算についてでありますが、これまでの
理事者の方々の概要説明や御答弁を伺い、厳しい財政環境の中で経営の健全化と市民サービスの向上に努めながら、適正な予算執行がなされていることが理解できたところであり、今後とも予算の効率的な執行と適正な管理に意を用いてい
ただきたいと思います。
病院事業会計については、
青森市民病院において、本市及び周辺地域の基幹的役割を担う中核病院として平成17年7月、形成外科を新たな診療科として標榜するなど、医療サービスの充実を図ってきておりますが、今後も患者中心の医療、医療の質の向上、
職員の経営参加への意欲的な取り組みを常に心がけながら、よりよい医療サービスの提供に努めてい
ただきたいと思います。経営状況については、諸経費の節減等に努め、
青森市民病院においては2億7078万余円の純利益、浪岡病院においては1億1439万余円の純利益を計上したところであり、今後とも経営の健全化、効率化に努めるよう強く要望いたします。
水道事業会計については、災害対策として管路の耐震化や老朽管の更新など、給水施設の改良に努めてきておりますが、今後とも限られた財源の人材を有効に活用しながら、より安全で良質なおいしい水道水の安定的供給に努めてい
ただきたいと考えます。また、経営状況につきましては、経営の健全化、効率化に努め、6億5023万余円の純利益を計上しており、今後とも引き続き効率的な運営のもと、市民生活の向上に寄与してい
ただきたいと思います。
自動車運送事業会計につきましては、自家用自動車の普及等による交通手段の多様化に起因するバス離れ傾向の進展に伴い利用者数が年々減少するなど、その経営環境が一層厳しさを増してきている中にあって、市民生活に不可欠な公共輸送機関として非常に大きな役割を担っております。事業運営につきましては、
青森―浪岡間の路線新設、新城駅前及び慈恵会病院前への待合所設置など、可能な限り利用者へのサービス充実を図る一方、中古車両の導入により、車両更新経費の抑制や退職者の不補充などによる人件費の抑制に努めた結果、当年度純利益963万余円を計上し、4年連続の黒字
決算となったものであり、今後におきましても安全運転の徹底を図りながら、より一層の経営効率化に努めてい
ただきたいと思います。
最後になりますが、去る7月7日、経済財政運営と構造改革に関する基本方針2006、いわゆる骨太方針2006が閣議決定されました。その中では、我が国の経済が長期停滞のトンネルを抜け出し、未来への明るい展望を持てる状況となったとしつつも、これまでの構造改革路線にしっかりと継続、強化し、財政健全化に向け、国と地方の相互理解のもとで歳出歳入一体改革に継続的に取り組むこととしており、地方財政については国と地方の役割分担の見直し、国の関与、国庫補助負担金の廃止、縮小、交付税の見直し、税源移譲を含めた税源配分の見直しなどについて、具体的
内容や改革時期等は明らかにされなかったものの、一体的に改革に取り組むという方針が示されたところであります。
また、7月21日に閣議了解された平成19年度予算の概算要求に当たっての基本的方針については、公共事業を初めとする歳出全般の抑制と予算配分の重点化、効率化、国及び地方を通じた行政のスリム化とさらなるコスト効率化により財政健全化を進めるとしており、地方においても国と歩調を合わせながら、みずからが得られる資源を最大限活用し、地域に根差した特色のあるまちづくりを進めるため、不断の自己改革への努力が求められているものと考えます。
特に地方交付税改革については、8月30日に総務省が発表した2007年度地方交付税要求額は15兆5101億円と前年度と比較し2.5%の減となっており、それは地方税の景気回復に伴う自然増収及び定率減税全廃を背景としたものということでありますが、景気回復基調には都市部と地方では違いが見られることから、地方財政の円滑な運営への影響が懸念されること、さらには新型交付税の導入など、算定
基準の見直しも議論されていることから、今後とも国、県を含め関係機関の動向を注視しながら、市民生活に必要なサービスを行うための財源確保に努める必要があります。
青森市は市町村合併により、新市として産声を上げ、今中核市として新たな一歩を踏み出そうとしています。地方分権への流れが急速に進む中にあって、今後とも魅力ある都市としての持続的な発展を図るため、これまで以上の健全財政の維持、確保への取り組みを期待するとともに、市長及び
理事者の皆様におかれましては、オンリーワンのまちづくりに向けたなお一層の御尽力をお願い申し上げ、私の
賛成討論といたします。
議員各位の御理解と御賛同を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。御清聴ありがとうございました。(拍手)
48
◯議長(
間山勲君) これにて
討論を終結いたします。
これより
採決をいたします。
まず、
議案第237号から
議案第239号まで、
議案第241号、
議案第246号及び
議案第264号から
議案第266号までの計8件については反対
討論がありますので、
起立により
採決をいたします。
議案第237号から
議案第239号まで、
議案第241号、
議案第246号及び
議案第264号から
議案第266号までの計8件については、
委員長報告のとおり決することに
賛成の
諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
49
◯議長(
間山勲君)
起立多数であります。よって、
議案第237号から
議案第239号まで、
議案第241号、
議案第246号及び
議案第264号から
議案第266号までの計8件については、
委員長報告のとおり決しました。
次に、
ただいま決定されました
案件を除く各
案件については、
委員長報告のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
50
◯議長(
間山勲君) 御
異議なしと認めます。よって、各
案件については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程第40 新幹線対策について
~
日程第44 議会広報について
51
◯議長(
間山勲君)
日程第40「新幹線対策について」から
日程第44「議会広報について」まで、計5件を
一括議題といたします。
各
案件については、各特別委員長から
会議規則第104条の規定により、お
手元に配付しております申出書のとおり、閉会中の継続
審査の申し出があります。
52
◯議長(
間山勲君) お諮りいたします。
各特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続
審査に付することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
53
◯議長(
間山勲君) 御
異議なしと認めます。よって、各特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続
審査に付することに決しました。
──────────────────────────
日程第45
議案第274号 財産区管理委員の選任について
54
◯議長(
間山勲君)
日程第45
議案第274号「財産区管理委員の選任について」を
議題といたします。
提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
〔市長佐々木誠造君
登壇〕
55 ◯市長(佐々木誠造君)
議案第274号について御説明申し上げます。
平成14年第3回
青森市議会定例会において御同意をい
ただき、選任いたしました土橋財産区管理委員西田勉氏及び金浜財産区管理委員田邊末光氏は、来る9月25日をもって任期が満了となります。そこで、この後任について慎重に検討した結果、両名とも適任と認められますので、再任いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、両名の経歴についてはお
手元に配付いたしたとおりであります。
56
◯議長(
間山勲君) これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
57
◯議長(
間山勲君)
質疑ないものと認めます。
58
◯議長(
間山勲君) お諮りいたします。
ただいま
議題となっております
議案第274号については、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
59
◯議長(
間山勲君) 御
異議なしと認めます。よって、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については
通告がありませんでした。
60
◯議長(
間山勲君) お諮りいたします。
ただいま
議題となっております
議案第274号については、これに同意することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
61
◯議長(
間山勲君) 御
異議なしと認めます。よって、
本案は同意することに決しました。
──────────────────────────
日程第46
議案第275号 人権擁護委員候補者の推薦について
62
◯議長(
間山勲君)
日程第46
議案第275号「人権擁護委員候補者の推薦について」を
議題といたします。
提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
〔市長佐々木誠造君
登壇〕
63 ◯市長(佐々木誠造君)
議案第275号について御説明申し上げます。
平成15年第3回
青森市議会定例会において御同意をい
ただき、推薦いたしました人権擁護委員長利力氏及び村山敏子氏は、来る12月31日をもって任期が満了となります。そこで、この後任について慎重に検討した結果、両名とも適任と認められますので、再任とし、推薦いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、両名の経歴についてはお
手元に配付いたしたとおりであります。
64
◯議長(
間山勲君) これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
65
◯議長(
間山勲君)
質疑ないものと認めます。
66
◯議長(
間山勲君) お諮りいたします。
ただいま
議題となっております
議案第275号については、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
67
◯議長(
間山勲君) 御
異議なしと認めます。よって、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については
通告がありませんでした。
68
◯議長(
間山勲君) お諮りいたします。
ただいま
議題となっております
議案第275号については、これに同意することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
69
◯議長(
間山勲君) 御
異議なしと認めます。よって、
本案は同意することに決しました。
──────────────────────────
日程第47 議員提出
議案第18号
義務教育費国庫負担制度の堅持と教
職員定数改善計画の実施に関する
意見書
70
◯議長(
間山勲君)
日程第47議員提出
議案第18号「
義務教育費国庫負担制度の堅持と教
職員定数改善計画の実施に関する意見書」を
議題といたします。
71
◯議長(
間山勲君) お諮りいたします。
ただいま
議題となっております議員提出
議案第18号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
72
◯議長(
間山勲君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
73
◯議長(
間山勲君)
質疑ないものと認めます。
討論については
通告がありませんでした。
これより
採決をいたします。
議員提出
議案第18号については、
原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
74
◯議長(
間山勲君) 御
異議がありますので、
起立により
採決をいたします。
議員提出
議案第18号については、
原案のとおり決することに
賛成の
諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
75
◯議長(
間山勲君)
起立少数であります。よって、
本案は否決されました。
──────────────────────────
日程第48 議員提出
議案第19号 高齢者への大増税の中止を求める意見書
76
◯議長(
間山勲君)
日程第48議員提出
議案第19号「高齢者への大増税の中止を求める意見書」を
議題といたします。
77
◯議長(
間山勲君) お諮りいたします。
ただいま
議題となっております議員提出
議案第19号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
78
◯議長(
間山勲君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
79
◯議長(
間山勲君)
質疑ないものと認めます。
これより
討論に入ります。
討論の
通告がありますので、発言を許します。
1番舘田瑠美子議員。
〔議員舘田瑠美子君
登壇〕(拍手)
80 ◯1番(舘田瑠美子君) 日本共産党の舘田瑠美子です。
議員提出
議案第19号「高齢者への大増税の中止を求める意見書」に
賛成の立場から
討論いたします。
今、税負担が高過ぎて年金だけではとても暮らしていけないという声が日本列島に渦巻いています。6月に届いた住民税の納税通知書を見て、多くの高齢者が驚きの声を上げました。税金が七、八倍や10倍以上にふえたからです。全国の市役所には計算間違いでないのか、これでは暮らしが成り立たないと抗議と問い合わせの人が殺到し、1日に1000本以上の電話がかかった市役所が続出しました。
夫74歳、妻71歳のAさん夫婦は、去年4000円だった住民税がことしは3万5000円で9倍近くにふえ、こんなにひどい増税、一体だれが決めたんだと怒りがおさまらないと訴えています。
今度の増税は、2004年の国会で決められた2つの改悪が今年度住民税についても実施されたからです。その1つが、公的年金等控除の額が縮小されたために、年金は1円もふえないのに、計算上だけ所得がふえてしまい、その分税金がふえたのです。もう1つは、65歳以上に適用されていた老年者控除が廃止されたために、その分だけ課税所得がふえてしまいました。物価スライドで年金が減っているにもかかわらず、税金だけがふえるという今回の増税は、高齢者の500万人以上、5人に1人が大増税に襲われるという大規模なものです。住民税増税に連動して、国民健康保険料、介護保険料も負担増となり、公営住宅家賃や介護サービスの利用者負担、老人医療の窓口負担にも及ぶことになります。その上、増税はことしで終わりではありません。定率減税などの廃止で今後も果てしなく負担増が押しつけられる仕組みができています。
私のところに届いた三内沢部のOさんの手紙には、年金の高齢者控除がなくなり、市・県民税が増額になり、所得税も引かれるようになりました。介護保険料も2倍になり、夫婦で年額12万円も年金から差し引かれます。これ以上の負担にならないように
青森から国会に声を届けてくださいと書いてありました。高齢者が耐えられる限度をはるかに超えている増税の中止を強く求め、重税に殺されると悲鳴を上げている高齢者の声に議員各位がこたえてくださることを期待し、心から賛同を呼びかけまして、私の
賛成討論といたします。(拍手)
81
◯議長(
間山勲君) これにて
討論を終結いたします。
これより
採決をいたします。
議員提出
議案第19号については、
原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
82
◯議長(
間山勲君) 御
異議がありますので、
起立により
採決をいたします。
議員提出
議案第19号については、
原案のとおり決することに
賛成の
諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
83
◯議長(
間山勲君)
起立少数であります。よって、
本案は否決をされました。
──────────────────────────
日程第49 議員提出
議案第20号 教育基本法改定に反対する意見書
84
◯議長(
間山勲君)
日程第49議員提出
議案第20号「教育基本法改定に反対する意見書」を
議題といたします。
85
◯議長(
間山勲君) お諮りいたします。
ただいま
議題となっております議員提出
議案第20号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
86
◯議長(
間山勲君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
87
◯議長(
間山勲君)
質疑ないものと認めます。
これより
討論に入ります。
討論の
通告がありますので、発言を許します。
12番藤原浩平議員。
〔議員藤原浩平君
登壇〕(拍手)
88 ◯12番(藤原浩平君) 日本共産党の藤原浩平です。
議員提出
議案第20号「教育基本法改定に反対する意見書」に
賛成の立場で
討論を行います。
教育基本法改定案は、慎重にという国民世論を反映して、国会で継続
審査となっています。自民党総裁選候補の安倍晋三官房長官や麻生太郎外相が、総裁選後の臨時国会での教育基本法改定案の成立に執念を燃やしています。特に安倍氏は、教育基本法改悪を憲法改悪と一体でねらっています。
さきの通常国会では、政府の改悪案には憲法に背反する2つの大問題があることが日本共産党の質問で浮き彫りになりました。1つは、政府の改悪案が憲法第19条が保障した思想、良心、内心の自由を踏みにじるという点です。改悪案は教育の目標として国を愛する態度など20もの徳目を
法律で決め、その目標の達成を義務づけ、子どもたちに強制しようとしています。質問をきっかけに今各地で愛国心通知表を見直す動きが広がっています。小泉首相は、愛国心を評価するのは難しいと答弁しましたが、評価が難しいというなら、法案の道理そのものが成り立ちません。
もう1つは、憲法が教育の自主性、自立性、自由を強く求めていることとの関係です。教育基本法の第10条は述べています。「教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負って行われるべきものである」。政府の改悪案は、この「国民全体に対し直接に責任を負って」という文言を削って、「この
法律及び他の
法律の定めるところにより」に置きかえています。国会の論戦でこの10条の改悪のねらいが政府、文部科学省の裁量行政による教育
内容への国家的介入を無制限に拡大し、合法化することにあることが明らかになりました。
安倍氏らは教育改革といって、教育基本法改悪を強行しようとしています。しかし、マスメディアの総選挙をめぐるモニター調査でも、教育改革の課題として「教育基本法改正案の早期成立」を挙げた国民はわずかで12項目中11位です。「全国学力調査の実施」を挙げた人も少なく、下から3番目の10位です。また、全国の公立小・中学校の校長の3分の2が反対していることが東京大学の調査で明らかになりました。政府の教育基本法改正案に
賛成であるという設問では、「そう思わない」、「全くそう思わない」が合わせて66.1%を占めました。成立しても実際の教育にはほとんど関係ないという問いには、「そう思わない」、「全くそう思わない」と答えた校長が計60.4%で、現場に影響があるという認識が多数でした。
教育基本法には憲法の国民主権の原理が流れています。教育は一人一人の子どもの主権者としての人格の完成を目指して行われるべきで、未来社会のあり方はそのような教育によって成長した未来の世代の判断にゆだねようというのが教育基本法の考え方です。国策に従う人間づくりをねらう改悪案とは全く正反対です。国民が求めるのは憲法と教育基本法を生かした教育改革です。
人格の完成という考え方は世界人権宣言に盛り込まれ、人類共通の原理として豊かに発展しています。子どもの権利条約は述べています。児童の人格、才能並びに精神的及び身体的な能力をその可能な最大限度まで発達させること、こうした目から見て、国連・子どもの権利
委員会は日本の競争教育に対して、政府に2度にわたる警告を発しています。競争に拍車をかける全国一斉学力テストは、国際社会からの勧告にも、人類共通の原理にも反します。
日本の教育基本法を手本にして学力世界一になったというフィンランドでは、競争主義を教育から一掃しています。学校と教師の自由と自主性を尊重し、20人学級が当たり前になっています。子どもたちの成長を願う多くの国民の力で、教育基本法改悪を許さないことが今ほど強く求められているときはないのではないでしょうか。
以上、「教育基本法改定に反対する意見書」に
賛成の立場での
討論といたします。(拍手)
89
◯議長(
間山勲君) これにて
討論を終結いたします。
これより
採決をいたします。
議員提出
議案第20号については、
原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
90
◯議長(
間山勲君) 御
異議がありますので、
起立により
採決いたします。
議員提出
議案第20号については、
原案のとおり決することに
賛成の
諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
91
◯議長(
間山勲君)
起立少数であります。よって、
本案は否決をされました。
──────────────────────────
日程第50 議員提出
議案第21号 集配局の廃止再編計画に反対する意見書
92
◯議長(
間山勲君)
日程第50議員提出
議案第21号「集配局の廃止再編計画に反対する意見書」を
議題といたします。
93
◯議長(
間山勲君) お諮りいたします。
ただいま
議題となっております議員提出
議案第21号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
94
◯議長(
間山勲君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
95
◯議長(
間山勲君)
質疑ないものと認めます。
これより
討論に入ります。
討論の
通告がありますので、発言を許します。
24番
村川節子議員。
〔
議員村川節子君
登壇〕(拍手)
96 ◯24番(
村川節子君) 日本共産党の
村川節子です。
議員提出
議案第21号「集配局の廃止再編計画に反対する意見書」に
賛成の立場から
討論に参加いたします。
日本郵政公社の再編計画に、新潟県佐渡市の島内17郵便局集配局のうち3分の1に当たる6局で集配業務が廃止される計画に対し、6月議会に集配業務存続の意見書を全会一致で可決し、市長と議会の代表は郵政公社に要請し、連名で再編計画の撤回を求める要請をするなどの動きが出ています。
また、岩手県一関市議会は、9月6日郵政局の外務事務の統廃合計画に反対する意見書を全会一致で可決したと報道されています。意見書では、採算性のみを重視したこの計画が実施されると、郵便物の配達やサービスの低下を招くことが懸念され、地域経済に与える影響は大きいと指摘しています。さらに、郵政民営化法に関する附帯決議にも反し、地域の実情を無視した統廃合計画は、非現実的、非合理的であり、真の行政改革に逆行するもので、到底認められないとしています。
こうした各地の動きの中で日本郵政公社は、2007年10月の完全民営化を前に、来年3月までに1048の集配局を無集配局とする再編、合理化を行うとし、早い局ではことし9月から実施しようとしています。無集配局とされる1048局の大半は離島や中山間地、過疎地の郵便局であり地域住民の日常生活に必要不可欠な郵便物の集配や金融サービスなど、生活基盤サービスを提供することにとどまらず、安心、安全なまちづくりに貢献するとともに、地域住民の交流の場としても活用されています。地域から若者が減少し、高齢化が急速に進むもとで、地域の郵便局の存在はますます重要となっています。今こそ地域住民の合意と納得を得ないもとでの集配局廃止が行われることのないように政府に強く求めているものです。
皆さんの御賛同を心よりお願い申し上げ、
賛成討論といたします。(拍手)
97
◯議長(
間山勲君) これにて
討論を終結いたします。
これより
採決をいたします。
議員提出
議案第21号については、
原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
98
◯議長(
間山勲君) 御
異議がありますので、
起立により
採決をいたします。
議員提出
議案第21号については、
原案のとおり決することに
賛成の
諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
99
◯議長(
間山勲君)
起立少数であります。よって、
本案は否決されました。
──────────────────────────
日程第51 議員提出
議案第22号 住宅リフォーム助成制度の速やかな実施を求める決議
100
◯議長(
間山勲君)
日程第51議員提出
議案第22号「住宅リフォーム助成制度の速やかな実施を求める決議」を
議題といたします。
101
◯議長(
間山勲君) お諮りいたします。
ただいま
議題となっております議員提出
議案第22号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
102
◯議長(
間山勲君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
103
◯議長(
間山勲君)
質疑ないものと認めます。
これより
討論に入ります。
討論の
通告がありますので、発言を許します。
2番
布施一夫議員。
〔議員
布施一夫君
登壇〕(拍手)
104 ◯2番(
布施一夫君) 日本共産党の
布施一夫です。
議員提出
議案第22号「住宅リフォーム助成制度の速やかな実施を求める決議」に
賛成の立場から
討論を行います。
住宅リフォーム助成制度は、地元業者を使って住宅リフォームを行う場合に限り、費用の一部を自治体が助成する制度です。各自治体によって違いがありますが、助成率はおおむね5%から10%程度、助成額の上限はおおむね10万円から30万円で、中には50万円を上限としている自治体もあります。
このため、助成が呼び水となって助成額の10倍から20倍以上の規模の工事が行われ、大きな経済波及効果を生み、地域経済を活性化させることが実証されています。永続的な制度としてではなく、冷え切った景気の浮揚を目的に年数を限定して実施している場合もあるようです。
全国的に景気が回復していると言われる中で、
青森は取り残され、どん底状態が続いています。加えて地元の建設業者は大手業者に仕事を奪われ、
青森市内で流通するはずのお金が中央に吸い上げられています。深刻な症状にあえいでいる
青森市で、この助成制度を実施すれば、地域経済を温める効果は大きなものになることは間違いありません。
日本共産党市議団は、関係する業界団体などを訪ねて懇談しました。「みんなのためになることだから議会が力を合わせてぜひ実現してほしい」、「いつも票をもらいに来るのだから、自民党あたりが頑張ってくれればいいのに」などの声が寄せられました。全国商工新聞のことし6月時点での調べによると、19都道府県の72自治体で実施されています。助成制度のために自治体が組んだ今年度の予算額は数百万円から数千万円でかなりの幅があります。助成対象の工事の
内容も環境、介護、耐震に限定したものから、リフォーム一般を対象にしたものまで、地域の特性が発揮されているようであります。また、地元商店街への還元を目的に、助成金を地域商品券で支払うような工夫をしている自治体もあります。
老朽化に伴う住宅のリフォーム、高齢者、障害者、介護のための住宅リフォーム、雪対策のための住宅工事、雪害に遭った住宅の修理、地震に備えた耐震補強など、市民の住宅リフォーム需要は広く大きなものがあります。
業者にとっても、市民にとっても、地域経済にとっても、住宅リフォーム助成制度を実施してマイナスになることは何一つありません。視点を変えれば、市が助成金として支出した以上の金額を市税として回収できるのではないでしょうか。少なくとも特定の1つの企業に3億7000万円も貸し付けるより、はるかに大きな経済効果が生まれることは間違いありません。
全国各地でその効果が実証されている住宅リフォーム助成制度、小泉改革の地方切り捨てで苦しめられているこの
青森市で速やかに実施させようではありませんか。皆さんの御賛同を強く訴え、私の
賛成討論を終わります。(拍手)
105
◯議長(
間山勲君) これにて
討論を終結いたします。
これより
採決いたします。
議員提出
議案第22号については、
原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
106
◯議長(
間山勲君) 御
異議がありますので、
起立により
採決をいたします。
議員提出
議案第22号については、
原案のとおり決することに
賛成の
諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
107
◯議長(
間山勲君)
起立少数であります。よって、
本案は否決されました。
──────────────────────────
日程第52 議員派遣について
108
◯議長(
間山勲君)
日程第52「議員派遣について」を
議題といたします。
109
◯議長(
間山勲君) お諮りいたします。
本件については、お
手元に配付しておりますとおり、議員を派遣することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
110
◯議長(
間山勲君) 御
異議なしと認めます。よって、お
手元に配付しておりますとおり、議員を派遣することに決しました。
──────────────────────────
111
◯議長(
間山勲君) 以上で本日の
日程は全部終了いたしました。
──────────────────────────
112
◯議長(
間山勲君) 閉会に当たり、市長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。佐々木市長。
〔市長佐々木誠造君
登壇〕
113 ◯市長(佐々木誠造君) 平成18年第3回定例会の閉会に当たり、お許しをい
ただき、一言ごあいさつを申し上げます。
本定例会も議員各位の慎重な御審議により、企業会計
決算を初め各会計補正予算及び
条例案など、すべての
議案について
原案どおり御議決を賜り、厚くお礼を申し上げる次第であります。
旧
青森市と旧浪岡町の合併により、平成17年4月1日に新
青森市が発足して以来、はや1年半が
経過いたしました。この間、住民の皆様へのサービス提供等に遺漏のないよう万全を期すため、合併協議を通じて
整理されました多種多様な市民サービスを確実に実行し、議員各位の御協力を得ながら、合併効果を最大限に享受できる環境整備を着実に進めてまいりました。
また、新市としての最初の総合計画となる
青森市総合計画「ネクスト Aomori 推進プラン」基本構想の策定や中核市の指定に係る議決を初めとして、新市における今後の基礎となる多くの重要な
議案について御議決を賜りました。来る10月1日にはいよいよ中核市へ移行とすることになりますことから、現在、鋭意その準備作業に取り組んでおりますが、この中核市移行とともに、平成22年度末、あるいはさらに半年程度の前倒しの可能性も出てまいりました待望の東北新幹線新
青森駅開業を控え、これらを新たなチャンスとしてとらえ、その効果を最大限に享受できる環境を整えることが喫緊の課題であるとの認識のもとに、私が市長就任以来提唱してまいりましたコンパクトシティの形成や中心市街地活性化など、新市としてのまちづくりに資する
関連条例案につきましても、今議会において御提案申し上げ、御議決をい
ただいたところであります。
今後は、時代の変化とともに大変厳しい行財政環境が予想される中、
ただいま申し上げました制度基盤の上に立って、実行段階に入りますことから、議員各位並びに市民の皆様のさらなる御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。
さて、合併に伴う在任特例期間は、本年11月25日までとなっておりますことから、今議会が最後の定例会となり、10月29日には新市として最初の市議
会議員選挙が行われます。今期を最後に勇退される方もおられるとお聞きしておりますが、長年にわたり地方自治の振興、地域の発展のため御尽力をい
ただきましたことに対し、衷心より敬意を表し、感謝申し上げる次第であります。
また、立候補されます皆様方には御当選の栄誉を得られまして、再びこの議場に参られますよう御期待申し上げますとともに、議員各位のますますの御健勝、御活躍を心から祈念いたしまして、閉会に当たってのごあいさつといたします。(拍手)
114
◯議長(
間山勲君) 閉会に当たり、私からも一言ごあいさつを申し上げます。
昨年の4月、旧
青森市と旧浪岡町が合併をし、新
青森市となった初めての議会において、議員各位の御推挙により、新
青森市の初代議長に就任をさせてい
ただきました。身の引き締まる思いで就任のあいさつをしたことがついきのうのように思い出されております。
顧みて、この1年6カ月の間、浅学非才ながらも議長職を務めることができましたことは、ひとえに議員各位の御協力と
理事者側の御理解ある御指導、御鞭撻のたまものであり、この場をおかりいたしまして衷心より厚く御礼を申し上げます。
私ども議員は、この11月25日をもって任期満了となり、この議場において皆様方と顔を合わせることは本日が最後となります。来月29日には、合併後初の市議
会議員選挙が行われる予定となっており、本年第2回定例会において議決をされました41人という定数の中で市民の審判を受けることになります。立候補を予定している方々には、選挙後再び市民の厚い信頼を受けて、この議場において笑顔でお会いできますことを心から念願をいたしているところでございます。
また、今期限りで後進に道を譲られる議員の皆様方には、長きにわたり市勢発展のため御尽力を賜り、まことにありがとうございました。それぞれの議員の皆様方には、私なりにもさまざまなことを御教授い
ただきました。坪議員からは、沈黙は金、雄弁は銀という政治的にはまことに思慮深い言葉を、また、原田議員からは、議会は制度であり、制度は形式を重んじなければならないという議会運営についての根幹にかかわる考え方、村川議員におかれましては、
青森市は常に市民の生活に関する質問が多く、
青森市は保育料が高くてだめだという言葉がいやに耳に残っているところでございます。さらにまた、浪岡選出の議員の皆様方には、触れ合いはそんなに長くはなかったというものの、議員としての後ろ姿を見させてい
ただきました。福士議員、木村議員、加藤議員には、屋久島紀元杉の思い出とあわせ、議会人としての一本筋の通った与党議員としての貫祿を、また、清野議員の一般質問などからは豊かな行政経験の片鱗をうかがわせながらも、旧浪岡町民の思いというものが十分伝わってきた場面も多々あったことと思います。
議員の皆様方のそれぞれの思いは、この
青森市議会史の中でも永遠に残っていくものと思っております。今後とも健康には十分留意をされ、今まで培ってきた豊かな経験を生かし、郷土
青森市発展のため、これまで以上に御指導、御助言を賜りますようお願いを申し上げます。
さて、
理事者の皆様方には、我が
青森市はこの10月1日をもって県内初の中核市に移行となるわけでありますが、市政における主役はあくまで市民であり、市民参加によってまちづくりが行われていくということを念頭に置きながら、行政の透明性と信頼性を重視しながら、市民参画機会の増加を促進させるとともに、時代の要請とも言うべき費用対効果という基本原則、いわゆる民間感覚を持って効率的な行政運営に努めてい
ただきますようお願いを申し上げます。
また、佐々木市長におかれましては、ますますお元気で32万市民の揺るぎないリーダーとして、その一つ一つの課題に対し果敢に取り組んでい
ただきたいものと願っております。
最後になりますが、議会を見守ってくださった多くの市民の皆さん、そしてまた報道関係の皆さんに対しても心から感謝を申し上げ、平成18年第3回定例会を閉会させてい
ただきます。御苦労さまでした。(拍手)
──────────────────────────
閉 会
115
◯議長(
間山勲君) これにて平成18年第3回
青森市議会定例会を閉会いたします。
午前11時45分閉会
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